看護師の転職は明日へのステップ
時間的に処理しきれないときは、ごまかさずに問題を明らかにし、原因と経過を後任者と上司に報告して承認を受けてから退社する。
その後の責任の所在をはっきりさせておかないと、とんだ災厄の種になりかねない。
取引先関連の残務処理の場合は、後任者を得意先に連れて回り、商品納入、集金などの実務を体験させて、引き継ぎの形で処理するのも望ましい方法だ。
また、上司と相談して行えば、前述のような災難にもあわないで済ませられる。
どんな業種でも、トラブルを招きやすい問題はある。
しかしその対応法は同じだ。
自分のミスから生まれた問題のカバーは自分で決着をつける努力をする。
処理できないときは正確な報告を忘れない。
トラブルになりそうな仕事も、後任者がいち早く対応できるように報告義務を怠らない。
そうした注意が残務整理には欠かせないのである。
引き継ぎと残務整理のトラブル解決法引き継ぎは準備に手抜かりがない、と思っていても、それだけで完璧にできるとは限らない。
相手がいる作業だから、へソをまげられたらスムーズにいかなくなるし、相手にも仕事があるから、自分勝手にスケジュールを押しつけるわけにもいかない。
そのために、後任者が決まったら、一度食事に誘ったり、一緒に杯をかたむけてみたりするのがいい。
そのときに「私が辞めることでご迷惑をかりますが、ひとつよろしく頼みます」などと、素直に協力を要請しておく。
後任者とは、たとえ短い間でも、良好な人間関係を作っておく努力を忘れないことだ。
また、引き継ぎ不備をタテに、退職後まで仕事を背負わされたケースは前にも述べたが、そうした悲惨な思いをしないためには、引き継ぎのときに、必ず上司に立ち会ってもらうことだ。
こうしておけば、仮に何か問題が生じても、責任を問われることはない。
後任者の処理のまずさで自分の名前が挙がっても「上司立ち会いのもとでの引き継ぎ」という事実は、主張の正当性の強い味方になるものである。
問題の起きやすいのは残務整理のほうで、基本は、けっして「やりかけ」を残さないことだ。
場合によっては、徹夜や日曜出勤をしてでもけじめをつけて辞めることが必要になる。
「転職先に前の会社からか残務処理。
についての問い合わせの電話が入って困る」という相談を受けたことがあるが、これは自業自得、自分の責任というしかない。
「転職してまで前の仕事に追いかけられ、その結果、新しい職場での信用もなくし…」と、ちょっとの手抜きで踏んだり蹴ったりの自にあうこともある。
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